ウミガメの涙の産卵の裏には
こんにちは!
彼女が欲しくて、月夜にひとり涙しているマッスルヒザ氏です。
さて、前回はウミガメについてご紹介しました。
今回はその産卵に注目!
月明かりに照らされ、産卵の際に涙するウミガメに感動すること間違いなし!
それではさっそくご紹介しましょう~!
ウミガメは一度に100個も産卵するんですって!
ウミガメの産卵は夏に行われます。
本州のアカウミガメは5月下旬から8月上旬、南西諸島のアオウミガメは5月から9月までと言われています。
一度になんと、100個もの卵を産みます!
よく一年に一度だけ産卵すると思われがちですが、実は一年に何回も産卵するのです。
一回の産卵で100個ほど産み落としたあと、いったん海へもどります。
そして2週間後にまた同じ砂浜にやってきて産卵します。
これを2~4回繰り返すのです。
つまり、2週間おきに2~4回ほど産卵するということですね。
そのたびに100個産む訳ですから年間数百個の卵を産むことになります。
1個の卵はピンポン玉くらいの大きさですから、ピンポン玉100個分もあの身体にはいっている×4回分…!
と思うと「えっ、すごい!」って感じてしまいます。
どんな生き物でも、母強し。
ウミガメの涙は身体の機能的なものでした
ウミガメが産卵の際に涙をながしながら、産卵するシーンをテレビや写真で見たことはありませんか?
また、”ウミガメは産卵中、その痛みに耐えかねて涙を流します” というフレーズも聞いたことがある方、いらっしゃると思います。
ですが、実は、、、
ウミガメは産卵の痛みで涙しているわけではないのです!
ウミガメの目の付近には、体内の塩分濃度を調節する塩類腺と呼ばれるものが備わっており、余分な塩分を目から体外に排出する機能をもっています。
つまりウミガメは目から余分な塩分を外に出しているだけなのです!
さらに、この機能は常に働いているため、陸上・海中関係なく常に塩分排出が行われています。
当然海中ではそれがわからないため、あたかも陸上にあがってきた=産卵しにきたときだけ行われているように見えてしまうのです。
そして、その様子がいかにも泣いているかのように見えるのですね。
痛みによって泣いているわけではないわよっ!
ということがわかってもらえて、ウミガメさんもほっとしていることでしょう。
そんなヤワじゃないと。
なんたって、母強しですから。
まとめ
このウミガメの産卵について書いていてふと思い出したことがあります。
みゆきさんはよく、事実はひとつでも、どう解釈するかは人次第だとおっしゃいます。
ウミガメを例にとると、わたしたちはウミガメが産卵の痛さによって涙しているように思っていました。
ですが、実際は、身体の機能として塩分を排出していたわけです。
自分の思い込みで見ず、フラットに物事の理解に努めなさい。
とみゆきさんに教えていただいたことを今でも大切にしています。
もう間違えませんよ、ウミガメさん。
そしてこれからも、こうと思い込まずフラットに見て理解していきます!
以上マッスルヒザ氏でした。